「氷解」(平野啓一郎)講談社文庫
短編集 高瀬川のうちの 1編
本当の母親の影を追い求める 少年と
不倫相手の男の息子の影におびえる(?) 女
が、それぞれの思いを持ちながら、接近していく様子を描いたもの。
ただし、最終的な接点はほとんどない。
二人の登場人物がいて、それぞれが主役として、各章を進めていって、つながる。
そういった構成は、よくあるのですが、
氷解では、 それぞれの章が、 ページの上段・下段 で進んでいく。
何となく、リズム感も一致している。
そういった意味で、書き手は 緻密に構成している。
もちろん、読み手は、ページの上段・下段 を同時に読むことはできないので、
ざっくりと、読書を進めていくことになる。
だからこそ、内容があまり重くないのは救いになります。
チャレンジとしては、面白い
そんな作品です。
短編集 高瀬川のうちの 1編
本当の母親の影を追い求める 少年と
不倫相手の男の息子の影におびえる(?) 女
が、それぞれの思いを持ちながら、接近していく様子を描いたもの。
ただし、最終的な接点はほとんどない。
二人の登場人物がいて、それぞれが主役として、各章を進めていって、つながる。
そういった構成は、よくあるのですが、
氷解では、 それぞれの章が、 ページの上段・下段 で進んでいく。
何となく、リズム感も一致している。
そういった意味で、書き手は 緻密に構成している。
もちろん、読み手は、ページの上段・下段 を同時に読むことはできないので、
ざっくりと、読書を進めていくことになる。
だからこそ、内容があまり重くないのは救いになります。
チャレンジとしては、面白い
そんな作品です。
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by ebisu_roppongi
| 2010-04-21 15:51
| 本